数年前にオークションで購入した自作品です。前段はロシア（ソ連？）の6SL7互換管、出力管はロシアエレハモEL34現行管が、当初からついていました。 電源トランスはLUX、出力トランスはパイオニアと、比較的よいパーツを使い、低音から高音までワイドレンジでバランスよく、真空管らしい艶のある音と真空管らしくない迫力を兼ね備えた、なかなかの良品といってよいかと思います。 ただ、プッシュプルアンプはどうしても放熱が激しく、当方の環境では常用できないので、シングルアンプをメインにし、こちらは手放すことにいたしました。 こちらは音質優先のため出力を抑えた設計のようで、片chで8W程度しか出ていないようです。当方は能率90dbのフルレンジスピーカーを接続し、十分な音量がとれていましたが、能率低めのスピーカーをご利用の場合はご注意ください。（配線変更により出力を上げることも可能のようですが、当方その知識や技術がなく詳細は分かりません。） また、購入時より、ライン入力とスピーカー出力のLRが逆（Lへの入力がRから、Rへの入力がLから出力される）になっていましたので、その点もご了承ください。ラインケーブルを逆に接続すれば、実用上は問題ありません。