沖縄県南城市の久高島は、昔から神の島として知られ、年間30に及ぶ神事が島の暮らしに組み込まれており、今でも島人によって厳粛に受け継がれている。 この久高島最大の神事が、12年に1回午年に行われる「イザイホウ」である。600年の歴史があり、その儀式は4日間に渡る。 「イザイホウ」は、30歳から41歳の、島で生まれ、島に生きる女が神になる神事で、4日間の本祭を中心に、1ヵ月余の時をかけて行われるのである。島の女たちは、ノロを中心に神女組織を構成して島の男たちや島の暮らしを守ってきた。 これは、1966年の「イザイホウ」の記録作品である。「イザイホウ」はその後1回行われ、1978年を最後に消滅した。多くの祭や神事が時代の波と共に形骸化し観光資源に変身したケースの多い中で、「イザイホウ」 は厳粛な神事の心を失わず、生きたまま消え去ったのである。 「イザイホウ」はまた、ドラマチックな構成を持ち、歌や踊りの原点ともいうべき内容を有し、学問上でも価値の高い稀有の神事であった。今は、この記録映像で、その魅力の一端を感じてもらうしかないのである。 【収録内容】BGMは自然音と効果音のみ。淡淡としたインタビューと字幕で島民の「女は農業・男は漁業】の生活が語られる。 〈1日目〉夕神遊び・七つ橋渡り 〈2日目〉髪垂れ遊び（カシララビアシビ） 〈3日目〉暁神遊び（アカトゥキガミアシビ）・花挿し遊び（ハナサシアシビ）・朱付け遊び 〈4日目〉アクリヤーの綱引き・家廻り（アサンマーイ）・桶廻り（グキマーイ） 1966年/ドキュメンタリー●49分●白黒●一部日本語字幕収録●4:3スタンダード●リージョンコードALL #野村岳也 #イザイホウ #祝！沖縄本土復帰50年 #沖縄 #琉球 #ちゅらさん #ちむどんどん #ナビィの恋 #奄美 #三線 #島唄 #島歌 #沖縄民謡 #琉球民謡 #沖縄ポップス #オキナワンポップス #工工四 #カチャーシー #首里城 #久高島 #神の島 #斎場御嶽 #エイサー