水平方向に加わる火力、垂直方向に流れる灰。酸化と還元焔。いくつもの因子が複雑に絡み合い、手では描けぬ景色とマチエールが生まれる。窯の中で起こる変化を、そのまま器胎に受け止めたのが、田淵太郎さんの窯変（ようへん）白磁なのです。　　うつわノートより引用寸法（約）10cm×26cm 厚み3,5cm壁に掛けても横置きにしても、花を入れても入れずとも穴窯焼成のダイナミズムと雲のかかった様な幽玄の景色の組み合わせを、存分にに味わえる美しい作品です。金継ぎが施された角（写真8•9枚目拡大写真を参照）、えぐり取られた様な箇所（写真5•6枚目参照）、小さな白い点（写真10枚目参照）これらは初めからのものであり、後からできたキズや剥がれではありません。以上の説明にあるように、この花入れには田淵太郎さん独自の美意識が隅々まで感じられ、それを理解して下さる方にお譲りしたいと思います。お品は未使用品です。購入後、包装したまま保管しており状態は良好です。全て写真を拡大して隅々まで注意深くご覧下さい。自宅保管品ですので、細かいところまで気になる神経質な方は購入をお控え下さいませ。発送はヤマト営業所より平日のみの手続きとなります。ご理解のほどお願い致します。