フランス◆オールドフレンチの稀少品です◆銀無垢コーヒースプーン２本セット◆全身の繊細装飾に圧倒されます！◆ゆうパケット
商品説明今から遥か２００年も前の、１８００年代前期に製作された、フランス製、銀無垢コーヒースプーン２本セットの出品です。

またコーヒースプーンとはいえ、サイズ的には(１５７ミリと)かなり大きめのスプーンであります。

そのような事から、現在でいう『デザートスプーン』に近いサイズ、とお考えいただければ誠にありがたいと存じます。


尚、こちらのスプーンの一番の特徴は、と申しますと、なんといってもこの『繊細緻密で絶妙な装飾』と申し上げていいでしょう。

またご覧のように、彫りが非常に深く、そして素晴らしい精度で彫られた作品だと思います。(最後の画像参照)

おそらくは、当時、最高レベルの彫刻技術を持った銀細工師の作品、と申し上げていいでしょう。

まさに『絶品！』という言葉が、ぴったり合うスプーンであります。


そしてその繊細装飾の上から全身に純金鍍金が(ヴェルメイユ)施されております。

しかもそれは約２００年たった現在でも、薄れがほとんど認められない事から、「純金アマルガム」をたっぷりと使い、かなり厚めに塗られて仕上げられた作品である、と申し上げていいかと思います。(細かなスレはたくさん見受けられます)


尚、この時代は、まだ「電気めっき技術」が確立されていない時代でございますので、手塗りの純金鍍金で(ヴェルメイユ)仕上げられておりました。

その後「鹿革」などを使い、時間をかけて丁寧に丁寧に磨き込まれておりました。

そしてこちらの作品も、その製作工程が頭に浮かぶような造りの作品でございます。




尚、製作工房は菱形工房マークの中に『J・J』と押されているように見えますが、残念ながら特定できませんでした、ごめんなさい。



また画像でもお判りのように、長く尖ったボウル先端部に、この時代の作品の(１８００年代初頭～中期)特徴が表れております。(画像参照)

さらには菱形工房マーク、そして銀品位９５０を示すスタンダードマーク＝ミケランジェロヘッドも、この時代ならではの、ボウル部ではなくハンドルに押されております。(画像参照)

そしてギャランティーマークの真裏には、かなり鮮明な偽造防止の「カウンターマーク」が確認できます。

そしてこれはもちろん『ビゴルヌ』ではなく、それ以前の(１８３８年以前の)カウンターマークであります。

(ビゴルヌに較べれば、かなり簡素な印象に見えます)




尚、
しかしながら２００年前の作品である事を考慮すれば、きれいな部類のコンディションと申し上げていいかと思います。




また両方の個体のボウル先端部に、ほんの微かな「つぶれ」が認められます、どうぞご了承下さいませ。(画像参照)






尚、この時代のオールドフレンチは英国モノと較べ現存数が非常に少ない事で知られております。

それはもちろん「クリミア戦争」や「普仏戦争」に代表される、戦争によるものでございます。

戦いが起こるたび銀製品などが改鋳のため没収され、姿を消していきました。

本当に悲しいことではありますが、そのような理由から、同時代の英国製＝「ジョージアン」より圧倒的に現存数が少ないと言われております。



どうぞこの機会に、こちらの稀少な銀無垢コーヒースプーン２本セット、ぜひ貴方様のコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。




サイズ



長さ １５７ミリ


重量 ２本で３７，３g


尚、素人計測につき多少の誤差は、どうか何卒お許しくださいませ。




◆ホールマーク◆



工房マーク 「J・J」に見えますが特定できませんでした、ごめんなさい。


スタンダードマーク 銀品位９５０ ミケランジェロヘッド(１８１９年～１８３８年)


ギャランティーマーク (タウンマーク) Paris パリ


製作年代 １８１９年～１８３８年