高さ33cm、胴径37-39cm。知る人ぞ知る琉球王国以前の焼き物、グスク式土器です！グスク土器は沖縄の貝塚時代から琉球王国成立以前に挟まれる11-16世紀を指すグスク時代と呼ばれる時代区分に焼かれた焼き物とされていますが、未だ学説は定まっていません。高麗の陶工によるもの、先に徳之島で焼かれていたカムイ焼との関わりなどが指摘されていますがこれもまた確立された学説はないようです。本品は洞窟で長年保管され洞窟内のカルシウムが自然釉のように付着しています。ところどころ本来の器胎の赤く焼けた素地を見ることが出来ます。かたちは非対称で大胆なフォルムが魅力で、のちの八重山諸島の焼き物パナリ焼のような自然に立ち上がった口の味わいも素晴らしいものがあります。自然に膨らんで成ったようなかたちとボリューム感はまさに壷というものの原型が立ち現れてきたかのようで、そのプリミティブな力強さはパナリ以上と思います。画像の通り底部の水抜き穴が補修された跡がありますので元はパナリのように骨壺だったものでしょうか。ニュウもありますが全体にしっかりしており、大きな傷気や補修がなく、グスク土器としては素晴らしい状態と思います。この機会をお見逃しなく！ 他にも面白いもの色々出品していますので、「そのほかの出品」も是非ご覧下さい！また出品物の産地や時代の判定については当方の個人的な判断に過ぎません。ヤフオクは画像と説明文のみがご入札のための情報の全てですので、画像と説明文を見て疑義のある方はご入札なさらないでください。ご質問・お問い合わせのある方は御落札後ではなく必ずご入札前にあらかじめ質問欄からお気軽にお問い合わせください。なお土曜日の午後以降は外出のためご質問にお答えできない場合がございますのでそれまでにご質問いただけますようお願い申し上げます。評価についてですが最近は評価不要の方が増えておりますので必要な方はその旨お申し出ください。商品に問題があった場合は取引ナビにてご連絡くだされば幸いです。毎週世界中で見つけた良いもの、面白いものを出品していきますのでどうぞ今後ともよろしくお願いいたします！